【書評】タピオカ屋はどこへいったのか?

タピオカ屋はどこへいったのか? レビュー

こんにちは1です。Youtuber脱・税理士スガワラくんにハマっています。

日本経済新聞の記事を読んでもう少し詳しく知りたいなと思った背景を分かりやすく解説してくれるYoutuberさんです。

たとえばスターバックス。

業績を見ると、アメリカと中国では不調ですが、日本では好調です。ここまでは日経新聞にも書かれています。


アメリカではインフレの影響でコーヒーの値段が大きく上がり、客足が鈍っています。
一方、中国では安いライバル店が増えたため、スターバックス離れが進んでいます。


しかし日本では、アメリカほどインフレが進んでいないため、価格が大幅に上がらず、客離れも起きていません。いずれ日本も値上がりして客離れが起きるんじゃないかな。
こうゆう背景を分かりやすく教えてくれるYoutuberさんです。

今日は、そんなYoutuber脱・税理士スガワラくんの著書「タピオカ屋はどこへいったのか?」を紹介します。

【書評】『タピオカ屋はどこへいったのか?』

この本は、商売の儲けの仕組み、マーケティング、行動経済学、そして成功している経営者の共通点を、サクッと子供にも分かりやすく教えてくれる一冊です。

ここからは、私が読んで気になったページを紹介します。

ソシャゲの儲けのしくみ

スマホゲームなどのウェブコンテンツでは、「ユーザーの約5%が有料サービスを利用すると、収支面で事業が成立する」といわれます。これが「5%ルール」です。

(引用「タピオカ屋はどこへいったのか?」著 菅原 由一 P102)

私はたまに無課金でスマホゲームをやることがありますが、「全体の何%くらいが課金しているんだろう」「このゲームは本当に儲かっているのか」と、いつも気になっていました。


こういった商売の儲けの仕組みや、裏側を子供にも分かりやすく教えてくれるのが、この本の大きな魅力です。

これ以外にも、タピオカ屋、場末のスナック、衰退する商店街など、「街中にある『なぜ続いているんだろう?』という商売」の仕組みを、ズバリ教えてくれます。

イノベーター理論で見る消費者の5つの層

新しい商品などが発売されたときの反応によって、消費者は5つの層に分けられることが知られています。これを「イノベーター理論」といいます。

(引用「タピオカ屋はどこへいったのか?」著 菅原 由一 P112)

会社員時代、上司がよく「アーリーアダプター」という言葉を使っていましたが、その源が「イノベーター理論」から来ていたとは、この本を読んで初めて知りました。
こういった背景は、上司は教えてくれませんね(笑)。

もっとも、自分で学ぶべき内容ですし、上司は「アーリーアダプター」という言葉だけを教わって、イノベーター理論そのものを知らない可能性もあります。
どちらにしても、まずは自分から知識を増やしたい、と自責で考え直す機会にもなりました。

イノベーター理論では、消費者は次の5つに分けられます。

  • イノベーター 2.5%
  • アーリーアダプター 13.5%
  • アーリーマジョリティ 34%
  • レイトマジョリティ 34%
  • ラガード 16%

人気になる商品は、まず全体の約16%の「イノベーター」と「アーリーアダプター」が購入し、商品の良さが伝えられて口コミが広がります。


その後、全体の約68%を占める「アーリーマジョリティ」と「レイトマジョリティ」が続々と購入し、人気商品になっていきます。
一方で、まったく関心を示さないのが約16%の「ラガード」です。

ラガード、強すぎる…という気持ちになりますが、逆に「ラガードはゼロにできるものではない」という現実も、マーケティングの大事なポイントです。

マーケティング用語をさらっと分かりやすく図解で教えてくれるのも、この本の魅力の一つです。

推し活の心理学と「自己効力感」

「好きな人の役に立つことで、自分の存在価値を再認識できます。これは心理学で自己効力感と呼ばれます。」


(引用「タピオカ屋はどこへいったのか?」著 菅原 由一 P128)

この章では、推し活の仕組みを教えてくれます。


好きな人の力になることでまず「自己効力感」が満たされ、次に好きな人に認識されることで「承認欲求」が満たされます。その結果、推し活への意欲がどんどん高まっていく仕組みが描かれています。

この本は、単に商売の裏側の仕組みを教えるだけでなく、行動経済学やマーケティング、心理学が消費行動や社会の流れにどんな影響を与えているかを、子供にも分かりやすく解説してくれます。

「自己効力感」以外にも、ザイオンス効果、確証バイアスなど、知っていると毎日の生活やビジネスの理解がぐっと深まる用語が紹介されています。

成功する経営者の「意欲」の力

「成功する経営者には、自分の目標を達成しようとする強い意欲があり、それが原動力になっています。目標は、お金持ちになる、社会に貢献する、仲間と楽しく仕事をするなどさまざまですが、いずれにしてもその目標を達成するために常に考え、行動しています。」

(引用「タピオカ屋はどこへいったのか?」著 菅原 由一 P190)

「人が応援したくなる目標でないと、成功は難しい」という言葉を最近目にし、「じゃあ、応援されない目標はダメなのか…」と少し悩んでいたのですが、この文章を読んだことで心が晴れました。


目標はシンプルに「お金持ちになる」でもよく、大事なのは「目標」そのものよりも「それを達成しようとする強い意欲」なのだ、という点を学びました。

まとめ

「タピオカ屋はどこへいったのか?」は、街中で「なぜ続いているのだろう?」と思う店や、スマホゲームの仕組み、さらには推し活やイノベーター理論など、身近な事象を例に、ビジネス・マーケティング・心理学を自然に吸収できる1冊です。


用語も子どもにも分かりやすく解説されているので、「お金の仕組み」や「社会のしくみ」をサクッと学べます。

ではまた!

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