5/7雑記 行動食こそが山旅のクオリティを決める

こんにちは1です。5/16〜5/19まで3泊4日の山旅屋久島を縦走します。

今日は「バックパッキング登山入門」を参考に行動食「ナチュラルバー」について考えて行きます

今日は「バックパッキング登山入門」を参考に行動食「ナチュラルバー」について考えて行きます

行動食とは、文字通り「行動中に摂取する食事」のこと。これは、単なる休憩時のおやつではない。縦走の質を決める重要な食料だ。

下界で暮らすぼくらは、通常、朝昼晩と3回に分けてのまとめ食い方式で食事を摂る。ただ、これは激しい運動をしない生活だからこそ成立する食事法である。

山中では、起きている時間の大半を登山という激しい運動に充てているため、この食事の概念自体を変えないといけない。

まとめ食い方式は、どうしても3食の間に空腹の時間ができてしまう。その空腹時間に激しい運動をすると、体はやむなく体内のストックからエネルギーを調達しようとし、関節細胞や筋肉などから栄養素を抜こうとする。それが極度の疲労、筋肉や関節の痛みの原因となる。

また、まとめ食い直後は消化器官に血流が集中してしまい、末端部の頭と手足まで血液が循環しづらくなる。それによって、集中力が低下したり、運動パフォーマンスが下がり、怪我や事故につながるリスクを生んでしまうのだ。

「バックパッキング登山入門」著四角大輔

疲労、筋肉痛、関節痛、集中力低下、怪我防止のために行動食を食べ続ける

「バックパッキング登山入門」によるとつねに行動食を食べ続けながら移動することで疲労、筋肉痛、関節痛、集中力低下、怪我を防止できるそうです。

空腹時間に激しい運動をすると、体はやむなく体内のストックからエネルギーを調達し、関節細胞や筋肉などから栄養素を抜く。それが極度の疲労、筋肉や関節の痛みの原因

まとめ食い直後は消化器官に血流が集中する。末端部の頭と手足まで血液が循環しづらくなる。結果、集中力が低下したり、運動パフォーマンスが下がり、怪我や事故につながるリスクが生まれる

先日の日帰り登山でまとめ食いをし筋肉痛と集中力低下を感じました。

結果帰りの道を間違えました。3泊4日の山旅屋久島縦走では行動食を食べ続けながら移動します。

山行は非常時と考え、化学の力も借りる

ぼくの山旅での主な行動食は、トレイルミックス、ドライフルーツ、ジェル・グミ、バーの4カテゴリ。このなかで、とくにここ数年選択肢が増えてきたのと、自然志向が進んでいるのがバーだ。

バーはさらに以下の4種類に分けられる。

高カロリーでエネルギー効率のいい糖質中心の「パワーバー」。栄養バランス重視の「バランスバー」。筋肉をサポートするタンバク質やアミノ酸を多く含む「プロテインバー」。これらは特定の栄養素を化学的に抽出して作られるので、保存料や甘味料などの添加物が多く使われがちだ。ぼくは街では食べないが、山行は非常時と考え、化学の力も借りるのである。

4つめは、ぼくの行動食でもっとも大きな役割を占める「ナチュラルバー」。高栄養価のローフードやオーガニック製品もある自然志向タイプだ。

少し前まで、日本での流通量と種類は少なかったが、ぼくが暮らすニュージーランドはナチュラルバー大国なので、帰国の度に大量に持ち帰っていた。最近では、日本でも選択肢が一気に増え、手軽に買えるようになってきた。

「バックパッキング登山入門」著四角大輔