こんにちは1です。5/16〜5/19まで3泊4日屋久島を縦走することにしました。
今日は人生を変える3泊4日の山旅 登山計画書&途中下山ルートを整理します。
登山計画書
屋久島縦走 登山計画書
■登山日程
- 1日目:
一湊(いっそう)バス停→楠川(くすがわ)バス停 → 楠川歩道入口 → 白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう) → 白谷避難小屋泊 - 2日目:
白谷避難小屋 → 太鼓岩 → 楠川歩道 → トロッコ道 → ウィルソン株 → 大王杉 → 縄文杉 → 新高塚避難小屋泊(しんたかつかひなんごやはく) - 3日目:
新高塚避難小屋 → 宮之浦岳(みやのうらだけ) → 鹿之沢避難小屋泊(しかのさわひなんごやはく) - 4日目:
鹿之沢避難小屋 → 花山歩道 → 大川河口(おおこかこう)→一湊バス停
■行動詳細
【1日目】
- 移動手段:屋久島交通バスで「楠川バス停」へ
- 7:54「一湊バス停」←【現地にて時刻表の確認必須】
- 8:15頃 楠川バス停 出発
- 楠川歩道入口から登山開始
- 【世界遺産の森、白谷雲水峡エリア】を歩き、途中、辻峠経由
- 15:00〜16:00頃 白谷避難小屋着
- 宿泊:白谷避難小屋(水場あり)
【2日目】
- 早朝4:30〜5:00出発
- 太鼓岩から朝日の絶景
- 引き返してトロッコ道へ合流
- 【旅のハイライト大株歩道】
- ウィルソン株(中のハート型が有名)
- 大王杉・縄文杉(神聖な巨木群へ挨拶。手を合わせる)
- 14:00〜16:00頃 新高塚避難小屋着
- 宿泊:新高塚避難小屋(水場あり)
【3日目】
- 早朝4:00出発(夜明け前に出発)
- 花之江河(高層湿原)
- 黒味岳分岐
- 11:00〜13:00頃 宮之浦岳(1,936m 屋久島最高峰)
- 下山し、鹿之沢小屋へ
- 宿泊:鹿之沢避難小屋(水場あり)
【4日目】
- 早朝出発
- 花山歩道を下る(長時間の下り、ルートがわかりずらく迷いやすいので注意)
- 中間地点で水補給ポイントあり
- 大川林道終点(大川河口)へ下山
- 海に飛び込む
- 大川の滝バス停→一湊バス停←【現地にて時刻表の確認必須】
本数が少ないためないときはタクシー
タクシー会社(相見積もりをとる)
- 屋久島観光タクシー:0997-42-0090
- 尾之間タクシー:0997-47-2053
- 永田タクシー(永田集落付近まで対応):0997-45-2047
必要装備
- テントorシュラフ(小屋泊でも要防寒)
- 防水・防寒装備(屋久島は雨が非常に多い)
- 5日分の食料(予備食含む)
- 携行浄水器(小屋付近に水場はあるが、濁りあり)
- ヘッドライト
- 地図・コンパス・GPS(花山歩道は特に迷いやすい)
3泊ともに小屋泊のためテントを持っていくか迷ってます。実際に荷物をバックパックに詰めて重さで判断します。
屋久島縦走 緊急時のエスケープ方法
全体の注意事項
- 電波が通じるのは一部の高所のみ(宮之浦岳・縄文杉周辺など)
- ドコモが最も広範囲、auとSoftBankは一部のみ通話可能
- 雨・滑落・転倒時は避難小屋での停滞判断を優先
- 救助要請は原則110(警察)または119(消防)
- 緊急連絡手段がない場合は登山者を待ち、下山を目指す
【1日目】楠川バス停 → 白谷避難小屋
主なリスク
- 転倒・道迷い(特に苔の森〜辻峠)
- 急な豪雨
エスケープ方法
- 白谷雲水峡管理棟まで引き返す(約2時間)
- 管理棟には職員常駐(8:00〜17:00)
- 携帯は白谷入口で通じる(ドコモ・一部au)
【2日目】白谷避難小屋 → 新高塚避難小屋
主なリスク
- 太鼓岩〜楠川歩道の下りで滑落
- トロッコ道の転倒・橋の通行困難
- 縄文杉〜新高塚での体調不良
エスケープ方法
- トロッコ道を小杉谷橋・荒川登山口方面へ下山(約4時間)
- 荒川登山口 → 屋久杉自然館(タクシー・バスあり)
- トロッコ道の一部に簡易電話設置あり(故障していることも)
【3日目】新高塚避難小屋 → 鹿之沢避難小屋
主なリスク
- 高山病、疲労、低体温(宮之浦岳付近)
- ガスによる視界不良、道迷い
エスケープ方法
- 新高塚まで引き返し、縄文杉 → トロッコ道 → 荒川登山口(前日ルート)
- 花之江河から永田岳分岐 → 永田歩道 → 永田集落に下山(※健脚者のみ、約7時間)
この区間はエスケープが最も難しいエリア。緊急時は無理せず小屋で停滞する。
【4日目】鹿之沢避難小屋 → 花山歩道 → 大川河口
主なリスク
- 花山歩道は転倒・滑落の報告多数(特に雨天時)
- 脱水・疲労の蓄積による歩行困難
エスケープ方法
- 鹿之沢小屋に戻り、宮之浦岳経由で新高塚へ(体力必要、戻り道に7時間程度)
- 花山歩道の途中(投石平以降)にはエスケープルートなし
- 大川林道終点でタクシー迎えが必要(電波圏外多く、事前予約が確実)
遭難したときの連絡手段
手段 | 説明 |
---|---|
携帯電話(ドコモ) | 屋久島では最も通話可能性が高い |
携帯電波スポット | 宮之浦岳山頂/縄文杉周辺/白谷入口 |
登山届に記載した緊急連絡先 | 家族や関係者が捜索起点に |
すれ違う登山者に連絡依頼 | 「〇〇地点で停滞・連絡不可」と伝える |
予備知識:屋久島山岳救助の現実
- 救助費用は原則公費(無料)だが、条件により有償(ヘリ搬送・タクシー手配など)
- 捜索には半日〜数日かかることもある(特に花山歩道エリア)
救助費用
項目 | 費用 | 備考 |
---|---|---|
警察・消防による捜索 | 無料(公費) | 通報後の徒歩捜索など |
民間ヘリ搬送(県・民間委託) | 30〜70万円以上 | 状況・距離・時間により変動 |
自費タクシー手配(緊急下山後など) | 数千円〜1万円台 | 花山歩道終点→港まで約7,000〜12,000円程度 |
民間山岳救助隊出動(極めて稀) | 1日あたり10万〜20万円超 | 保険未加入時は高額請求の可能性あり |
救助費用事例からの目安
- 屋久島町が鹿児島県消防防災航空隊(ヘリ)に要請した場合、費用は発生しないこともあるが、民間ヘリ出動や自費対応を要する場合(例:ツアーガイドが要請、個人装備不備など)では一部請求されるケースもあり
- 2020年代以降、保険未加入の登山者が搬送で40万円請求された報告あり
屋久島での救助費用を回避するまとめ
- 万全な装備・計画・登山届提出
- 悪天候・体調不良時の早期撤退判断
- 掛け捨ての登山用保険に加入(特に長期縦走・花山歩道利用者は必須)
今日は人生を変える3泊4日の山旅。登山計画書&途中下山ルートを整理しました。
これから携行浄水器と掛け捨ての登山用保険をどうするか?考えて行きます。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
サムネ画像引用&参考文献 バックパッキング登山紀行 著 四角大輔
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