こんにちは1です。「八ヶ岳全山縦走」を実行したいのですが、まだ右首の痛みが少し残っているため、様子を見ています。
回復はゆっくりと進んでいて、体感では9割ほどまで改善してきました。
以前は右を向くことすらきつく、毎朝起きるときには右首から肩にかけて痛みがあり、ゆっくり違和感を確かめながら慎重に起き上がる必要がありました。
ですが、今は痛みなく起き上がれるようになりました。
後は歩いていると感じる首の痛みと右に首を向けたときに感じる違和感が取れれば「八ヶ岳全山縦走」開始です。
今日は御池に来ると毎回ヤマビルに噛まれるので
ヤマビルに噛まれたあとの対処法と対策を整理しました
ヤマビルとは
ヤマビルは主に本州・四国・九州の山林や沢沿いに生息する吸血性のヒルで、特に梅雨から秋にかけて活動が活発になります。体長は1〜3cm程度で、地表や落ち葉の中に潜み、体温や二酸化炭素、振動に反応して動物や人に取り付きます。吸血時は麻酔成分と抗凝固成分を含む唾液を分泌するため、噛まれてもほとんど痛みを感じません。そのため、気づかないうちに吸血されていることが多いのが特徴です。
ヤマビルに噛まれないための対策
1. 服装で防ぐ
- 長袖・長ズボンを基本とし、肌の露出を避けることが第一です。
- ズボンの裾は靴下に入れ、さらにスパッツやゲイターを装着することで侵入を防ぎます。
- 色は白や明るい色がおすすめ。ヤマビルが付いているかどうかを目視で確認しやすいためです。
2. 立ち止まらない・藪に入らない
ヤマビルは足元から這い上がってくるため、立ち止まると取り付きやすくなります。休憩は開けた場所や岩の上で行い、藪や湿った落ち葉の上に直接座らないようにします。
3. 靴や服のこまめなチェック
歩行中も定期的に靴や裾を確認し、取り付いていないか点検します。特に沢沿いや林床の湿った場所を通過した直後は要注意です。
ヤマビルに噛まれたときの対処
1. 無理に引き剥がさない
ヤマビルは吸血時に口器を皮膚に深く固定しているため、無理に引き剥がすと皮膚が裂け、出血が悪化します。
2. 塩・熱湯・専用スプレーで離脱させる
ヤマビルは塩分や高温に弱いため、以下の方法で自然に離れさせます。
- 塩や食塩水を直接かける
- ライターなどで加熱した金属を近づける(※やけどに注意)
- 市販のヒル専用除去スプレーを噴霧する
これにより、ヒルは自ら吸盤を離し、自然に落ちます。
3. 止血・消毒
ヤマビルの唾液には抗凝固成分があるため、噛まれた後は出血が30分〜1時間ほど続きます。以下の手順で対応します:
- 清潔なガーゼやティッシュでしっかり圧迫止血する
- 消毒液(ポビドンヨードやアルコール)で殺菌
- 必要に応じて絆創膏やガーゼで保護
4. かゆみ・腫れへの対応
数時間〜数日後に赤みやかゆみが出ることがあります。これはヒルの唾液に対するアレルギー反応であり、虫刺されに近い症状です。
5. 感染症のリスク
日本のヤマビル自体は感染症を媒介することはほとんどありませんが、傷口に雑菌が入ると化膿する恐れがあります。強い腫れや膿が見られる場合は、医療機関の受診が必要です。
登山やハイキングでの実践的ポイント
- 休憩は開けた乾いた場所で行う
- 吸血に気付いたら慌てず冷静に対処する
- 下山後は靴や服、リュックをよく確認し、ヒルを持ち帰らないよう注意
まとめ
ヤマビルは不快な存在ですが、適切な服装と行動の工夫によって多くは防げます。噛まれても慌てず、塩などで除去し、圧迫止血・消毒を行えば大きな問題には至りません。梅雨から秋にかけての山行では、事前準備と冷静な対処が何より重要です。
今回ゲイターがヤマビル対策になることが勉強になりました。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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