使っていた「レインギア」がボロボロになりました。新しく「レインギア」を選ぶときの基準を勉強したので共有します
こんにちは1です。今日は山旅で新しく「レインギア」を選ぶときの基準を紹介します。
参考文献は土屋智哉さんの著書ウルトラライトハイキングです。
「レインギア」を選ぶ上で知っておく4つの性能
- 耐水性
- 透湿性
- 耐候性
- 動作性
耐水性
耐水性は、「レインギア」が水の浸透に耐える能力です。耐水圧20,000mmのように表記されます。
耐水圧の目安
- 2,000mm以上:小雨や中雨に対応
- 10,000mm以上:大雨や長時間の雨天作業、アウトドア活動に適している
- 20,000mm以上:バイクやサイクリングなど、より高い圧力がかかる状況に適している
山旅での僕の推奨は10,000mm以上です。
透湿性
透湿性は、内部のムレを防ぐ機能です。透湿性の単位は「g/m2・24h」
透湿性10000 g/m2のように表記されます。
透湿度の目安
- 安静時: 約2,000g/m2/24h
- 軽い運動時: 約5,000g/m2/24h
- 激しい運動時: 10,000g/m2/24h以上
山旅での推奨は10,000g/m2/24h以上です。透湿性は数値が高いほどムレにくくなりますが、個人の体質や活動レベルによって最適な数値は変わります。僕は現在、透湿性10,000g/m2/24hを使っていて快適です。
耐候性
耐候性は、自然環境(天候)に対してどれだけ「レインギア」が耐えられるかです。
耐候性の高い「レインギア」の特徴は、
- 長期間の屋外使用に耐える
- 紫外線による劣化や変色が少ない
- 温度変化による変形や破損が起こりにくい
- 雨や湿気による劣化が少ない
実際に使わないと分からないことも多いため。耐水性、透湿性よりも優先順位は落ちます。
動作性
動作性は、着ていて動きやすいかどうかです。実際に試着して山を歩く動きを試して動きやすいか確認します。
大事なことは使いながら不足を知り考えること
大事なのはレインギアを信じ込むのではなく、使いながら不足を知り、考えることです。出典 土屋智哉さん著書ウルトラライトハイキング
土屋智哉さんの著書ウルトラライトハイキングでは、大事なのはレインギアを信じ込むのではなく、使いながら不足を知り、考えることです。と書いてあります。
ある程度知識をつけて気になったモデルを購入し使いながら考えることを決めました。
ムレるかどうかは大事な要素
特にしっかりと歩くハイカーなら、程度の差はあれどムレは付き物。このムレを解消するため、湿気を通過させるのが「透湿」機能。
天候が変わりやすい。日本では、レインギアのムレ感がハイカーごとに異なるのは、あたりまえです。
大事なのは、ただひたすらにムレないことを求めるのではなく、ムレと上手につきあうことかもしれません。
出典 土屋智哉さん著書ウルトラライトハイキング(本文より中略して引用)
この本には「レインギア」の透湿性だけではムレが解消しない場合にとる対策として換気が紹介されています。
まずは「レインギア」にベンチレーション機能がついているなら積極的に使うことが推奨されています。(ベンチレーション機能とは換気する方法です)
ベンチレーション機能がついていない「レインギア」の換気方法とデメリット
換気方法
- 「レインギア」の一部を大きく開放する(レインギアに付いているすそとコードを調節する)
- 雨や風が避けられる木陰や岩陰などでの休憩時にジッパーを開けたり閉めたりする
換気のデメリット
・稜線上では雨や風を避けられないため換気によって浸水する可能性も高いです。
換気のデメリットに有効な方法
・ややゆとりのあるサイズを着用することです。衣類の中で空気がある程度動くと換気の助けになります。
ちなみにウルトラライトハイキングで紹介されている。
レインジャケットウルトラライトモデルの定義は重さ200g以下です。
「レインギア」ウルトラライトモデルの選択のポイント2つ
- 耐候性の高さをどこまで求めるか
- 冬季使用を考えるか
冬季使用「レインギア」のウルトラライトモデルは重さ400g前後と書いてあるので、要すると耐候性を下げるか(耐候性の高さをどこまで求めるか)重さ(冬季使用を考えるか)を取るか2択です。
結論「レインギア」僕の基準
結論僕はウルトラライトハイキングを読み「レインギア」を選ぶ基準を
- 135g以下
- 耐水圧10,000mm以上
- 透湿性10,000g/m2/24h以上
この3つをクリアーするかで選ぶ事にしました。
「レインギア」選ぶ基準まとめ
今日は山旅で新しくウルトラライト「レインギア」を選ぶときの基準を紹介しました。
- 「レインギア」を選ぶ上で知っておく4つの性能があり重要なのは耐水性、透湿性
- ギアの哲学「使いながら不足を知り、考える」
- ムレるかどうかは大事な要素
- ムレが解消しない場合にとる対策は換気。ややゆとりのあるサイズを着用する
- 選ぶぽいんとは耐候性を下げるか(耐候性の高さをどこまで求めるか)重さ(冬季使用を考えるか)を取るか
- 結論135g以下、耐水圧10,000mm以上、透湿性10,000g/m2/24h以上の「レインギア」
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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